まったく役に立たない爆笑日本史 中山・千野エー『出ない順 中山の日本史C』には、クッソダサい歳さんがいる

日本史を題材にした歴史コメディです。

『出ない順シリーズ』、英単語のシリーズも持っていますが、バカでほんと好き。 

※この記事は以前のブログから改稿して転載してものです。

もちろん新撰組ネタもしっかりある。

というか私は本屋さんでパラパラと見て、

「ア、トシさんおる」

というだけでこの本を即買いしました。

トシさんいる本=良い本。

ちなみにこの本においてのトシさんの扱いは

「こんな土方歳三は嫌だ」

私服がダサい。 

ト、トシーーーーーーーー!!!

ダッサ・・・・!! 

眩暈がするほどにダサく、見事に残念なイケメンと化した歳三が。

・「京都」と書かれたTシャツ
・ ウエストイン
・ 高めポジションのウエストポーチ
・ ジャストウエストのケミカルジーンズ(イラストからはわかりませんが、全体感から判断しました)
・ ネルシャツ(これもイラストからはわかりませんが、全体感から判断。たぶんチェック柄)
・ どこで買えるのかよくわからないジャンパー

ファッションでは鬼門にあたるアイテムを完璧に着こなし、いたって涼しい顔をしています。
足元は見えませんが、おそらく高い確率でダンロップあたりの黒いスニーカーなことでしょう。

これほど嫌な土方歳三はありません。

昔在籍していた会社で、いつもスーツをばっちり着こなしバリバリと仕事をこなす営業部長が、休日に私服姿で出勤してきたのを見た時、

「どこかの知らないお父さんが勝手に会社に入ってきちゃった」

と思って相当焦ったこと。

同時に大人の男性への淡い憧れの気持ちも一瞬で蒸発する。そんな、ウブい体験を思い出します。

ちなみに、隣の近藤勇は。

「酒席でげんこつを口に入れる」というような一発芸を披露するお調子者が、本物を所持していたとは考えにくいとされ、

「虎徹、偽モノ説」

を提示されています。

この本にはほかにも、

・ 伊能忠敬監修のスタンプラリーが、悲鳴が上がるほど難易度高すぎ
・ストラックアウトに挑戦する那須与一
・自分のことは嫌ってもTKT(土佐勤王党)48は嫌わないでください、と切腹する武市半平太

など、シュールな日本史が掲載されています。
こういうの好き。

日本史における「メジャーどころ」と、「そこいくか・・・」という細かいネタがたくさん散りばめられているので、日本史好きな人はマニアックな笑いを楽しめる本です。
 
現在ただ1つだけ書かれているアマゾンのレビューもバカで好き。


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